動名詞とは
「動名詞」とは、その名が示す通り、「動詞」と「名詞」が
合体したものです。
どのような時に「動詞と名詞が合体したもの」が必要なのかということですが、動詞が文中で「〜すること」という意味で、主語になったり、動詞や前置詞の目的語になったり、あるいは補語になったりする場合です。
例えば、「野球は楽しい」という英語は、
Baseball is fun.
ですが、これでは野球を「すること」なのか「観ること」なのかがはっきりしません。
そこで「野球をすることが楽しい」にするとしたら、元の文の Baseballの部分が、「野球をすること」
になる必要があります。「野球をすること」という、動詞でありながら同時に名詞でもある、という表現にしなければならないのです。
そういう時に、
ジャジャーン!
と「動名詞」が登場するのです。
ではどのように「動名詞」を作るのでしょうか。
それはかなり簡単です。
動詞を 〜ing 形にします。
play の動名詞 → playing という具合です。
ですから、「野球をすることは楽しい」は、
Playing baseball is fun.
となります。
この文では Playing baseball が文の主語となっていましたが、次に「目的語」になっている例をあげましょう。
She enjoys playing with the dog.
( 彼女はその犬と遊ぶことを楽しむ。 )
ここでは、playing with the dog が「意味のカタマリ」になっており、
動詞 enjoys の目的語(O)の役割を果たしています。
ここで「動名詞の定義」をまとめてみますと、
というくらいでしょうか。
「動名詞」と「不定詞」と「分詞(現在分詞、過去分詞)」の3つを「準動詞」と言いますが、動名詞は分詞や不定詞と比べると、用法が比較的はっきりしていて理解しやすい単元になります。動名詞はよく使われる慣用表現が多いので、しっかり覚えるべきことを覚えていきましょう。
その他基本事項として大切なことは、「完了形の動名詞」、「動名詞の受動態」、「動名詞の意味上の主語」、「不定詞との共通点と相違点」などでしょうか。
- 動名詞とは?
- 動名詞の形と種類
- 動名詞の基本用法
- 動名詞の意味上の主語
- 意味上の主語を明示しない場合
- 意味上の主語を明示する場合
- 動名詞の完了形(基本)
- 動名詞の完了形(本来の完了)
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- 動名詞の受け身
- 動名詞の慣用表現
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