未来時制

   未来を表す表現として代表的なものは will という助動詞です。助動詞なので will の後には動詞の原形が来ます。また、他の助動詞と同様、いくつかの意味があるのですが、未来に関しては普通、次の２つの意味があるとされています。
  一つは「意志が入った未来」で「～するつもり」というような意味。これは「意志未来」と呼ばれています。
  もう一つは意志に関係なく起こる未来です。「～だろう」とか「～でしょう」というような訳し方をよくします。「無意志未来」とでも言うと「意志未来」との違いが明確なのですが、意志が関わっていない未来は「単純未来」と呼ばれています。

意志未来

I will buy that expensive bicycle next week.
     （来週あの高価な自転車を買うぞ。）
  

単純未来

My dog will be fifty-nine years old next year.
    （私の犬は来年59歳になります。）
  
   未来の表現には他に be going to -- というのもあります。これは「近接未来」と呼ばれることがあります。
  それはこの表現がよく比較的近い未来のことを扱うために用いられるからです。
これにも「意志未来」と「単純未来」があります。

意志未来

I am going to buy that expensive bicycle next week.
         （来週あの高価な自転車を買うつもりです。）

単純未来

It's going to rain any time.
         （いまにも雨が降りそうだ。）
  
  will も　be going to --　も未来の表現ですが、両者には鋭い違いもあります。
  それは「will と　be going to -- の違い」を参照してください。

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